日本航空(JAL)の小林宏之機長(61)は、飛行歴38年。世界の全路線を飛んだというベテランだが、長年機上からみていた光景が2000年頃から変化していることに気づいた。「アレッ?と思ったんですよね」。そこでポケットに入るデジカメで、撮影を始めたという。
定点観測は、写真のもつ重要な機能のひとつだが、わずか数年のあいだの地球の変化は衝撃的だった。「とくにこの2、3年ですね」と小林機長。
まずは「グリーンランド」。かつては一面雪と氷に覆われた真っ白な大地だった。それが、地肌が現れて、そこが緑になって、まさにグリーンランド。「一昨年までは白い景色しか見たことがなかった。それが6月14日でこれですよ」
