23 1 / 2012
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柏葉校長は大川小が作成していた「危機管理マニュアル」を説明。津波被害が予想される地震などの災害時の避難先について「高台や空き地」などと記載していたが、具体的な場所や地名を示していなかったことを明らかにした。「教員らもどこへ逃げるべきか分からず、判断の遅れが出たのかもしれない」などと述べた。
市教委は児童らからの聞き取り調査を基に新たにまとめた報告書も公表。当時の避難について「避難場所を定めていなかったことにより、高台避難が迅速に判断できなかった」と記載した。
また大川小では▽年1回の地震を想定した避難訓練も、児童が校庭に避難した時点で終了していた▽緊急時に迎えに来た保護者らに児童を引き渡す訓練も計画されていたが、実施されたことはなかった--ことも明らかにされた。境直彦教育長は「教育委員会として学校が定めた防災計画や避難訓練の取り組みの効果的な実施を指導するなど、津波に対する危機意識を高めておくべきだった。天災と人災の両方の面があったと思う」と述べた。
会は午後2時から始まり、約3時間半に及んだ。同小4年と5年だった2人の子を失った高橋春夫さん(52)は「言い訳だけで、無責任。子供たちの命を守るという教育現場の危機感のなさにがっかりした」と怒りの声を強くした。3年と4年の男児を亡くした父親(52)は「これでは学校の怠慢のために子どもたちが殺されたようなもの。まさしく人災だ」と憤った。
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