13 10 / 2011
" 6月末に第一子を授かり、2カ月の間、育休を取らせていただくことにしました。育休としては短いと感じられるかもしれませんが、起業してから約10年。仕事中心の生活を送ってきましたので、私にとってはとても長い時間です。
最初の1カ月は、妻も子どもも外出を控えなければなりませんので、2匹の犬を連れて近所を散歩するのが私の日課です。自宅から少し離れた公園まで行き、少し休んで自宅に戻ります。
月曜日から日曜日まで、雨の日以外は毎日散歩に出かけます。学生は学校に行き、社会人は職場で働く。そんな日常がある一方、地域には地域の日常がありま す。これまで私にとって非日常であった世界が日常に代わりました。そんな新しい日常生活を過ごすなかで気づいたのは、
「地域に若者の居場所はない」
ということでした。もちろん、お金を払えばカフェで過ごすこともできますが、それはあくまでもお客さまであって、自分が無条件にいてもよい「場」という わけではありません。かと言って、平日昼間に公園でボーっとしていると、日常的にそこが居場所になっている方々から声をかけられます。そこで、「あぁ、僕 はこの“場”には似つかわしくない存在なんだな」と感じたのです。
ご主人とわが子を送り出した女性からは「ずっと不審者だと思っていました」と笑われました。ゲートボールの練習をされている年配の男性からは「仕事を探 すことすらしないぷー太郎」と思われていました。そして、ホームレスの方々からは「新入りかい?」と心配していただきました。
育休中であることを伝えれば理解していただけますが、なかなか昼間から若者が居心地よくいられる場所というのはないものだなと感じています。もし私が多 感な10代だとしたら、もっと居心地の悪さを感じるでしょうし、地域の目のない時間帯や場所を選んで行動するでしょう。それくらい地域の日常にいない(だ ろう)存在にとって、地域内に居場所を見つけるのは至難の業なのです。"
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