12 9 / 2010

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 検察官「香織さんは以前結婚していましたが、子供さんはいませんでしたね?」

 証人「はい」

 検察官「その関係で香織さんはある“戒め”をかけていましたがご存じですか」

  証人「娘が入れ墨を入れたことでしょうか。私も主人と一緒にそのことを聞かされたのは、娘が20歳過ぎのことでした。そのころ、娘は『どうしても産めな かった子供の命を弔った』と話してくれました。『一生その子のことを忘れずに暮らさないといけないけど、時間がたつと忘れてしまう。だから、そのときの赤 ちゃんと一緒にいるために入れ墨をいれたんだ』と話してくれました」

 「赤ちゃんが笑った顔と花をモチーフにしてあります。そう話した娘に、主人は一言も言いませんでした。私は(このことを)胸に刻んでいました」

 検察官「暴力団との交際の中で入れたのではないのですね」

 証人「はい。それは10年前のことです」

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