11 9 / 2010
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――天人の墓を探したりとか?
池上 : 別に探そうとはしていなかったんですが、作家になって『風車祭(カジマヤー)』書くときに、見つけちゃった。
――天人の墓を!?
池上 : 書くとき、巫女のツカサの話を聞いたほうがいいと思って、「オバア、話 を聞かせて」って訪ねていったら、まあよく喋るオバアで。朝から夜まで喋ってくれて。そのときに夜中まで2人で酒を飲みながら話していたら「前勢岳(まえ せだけ)は本当は前後岳(まいしいだけ)だ。何の後ろか知ってるか?」って。
――まえ・うしろと書くんですか?
池上 : “前”は尊重語。で、何の後ろかというと「天人の墓の後ろだ」って。も う、ドッキーン!!!!!として。「見たことあるの?」って聞いたら「ない」って言う。じゃあ調べてみよう、と登記簿を全部あらってみたら、その周囲はぜ んぶさとうきび畑になっている。で、誰の畑か確認していったら、誰の土地でもない不明なところがあって。怪しい、と思って、畦もないさとうきび畑の中を、 ハブが怖いからゴム長靴をはいて入っていったら、ストーンヘンジみたいな、破線のように石がおかれている。それでツカサのオバアを連れていったら「神様に 聞いてみるわ」って言って、そうしたら「うん、天人の墓だ」と。
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